(1分1秒を争うな)
30Kmまで来たはずだ。
ここから先の距離は、未体験ゾーンかもしれないし、走ったことがあるかもしれない。
ここからペースアップしようなんて考えられるのは、もう初心者ではないので、自由に飛ばしてかまわない。
しかし、足が痛くてスピードアップどころか歩きたい。。そうなってしまうかもしれない。
そう思った時は、気楽に計算をしてみよう。
マラソンは1kmを1秒速く走れば、42秒早くゴールに辿り着ける。単純な話だ。
しかし、マラソンに慣れれば慣れるほど、そして後半になればなるほど、1Kmをたった1秒を早めるのが難しく感じる。
もし仮に、この先12キロを、キロ10秒早く走ったとしても、12キロx10秒=2分しか早くならない。
そう、今、がむしゃらにペースアップしても、さほどタイムは変わらない。
逆の発想をしよう。
1Kmあたり1分遅く走っても、残り12キロで12分しか遅くならないのだ。
気楽に楽なペースに落としてでも、完走を狙おう。
但し、歩いてはダメだ。疲れた足では早歩きのようにスタスタ歩けるわけでは無い。
だらだらと歩けば、1kmは15分かかる。
2Kmも歩けば、簡単に関門アウトになる。
今の時間と、距離を計算して、脳を安心させてやること、1分1秒を争わないこと。
それができれば、最後の折り返し、品川までの道のり何とかなる!