yamamoto.kazuhiro

自分の経験と憶測

走れモトコ#10

(給水場所)
給水なしで42Kmを走る事はできないが、ここも貴重な時間を失いやすいポイントだ。
東京マラソンでは2~3Km毎に、合計15箇所の給水所がある。

そして各々の給水エリアは、地方のマラソンとは比べものにならないほどの長さがある。初心者ランナーは、給水所を見つけると、なぜか一番混んでいる、一番手前の給水テーブルのみを見つめたまま、ゆっくりと、歩き、その最後尾に並ぼうとする。

っというか、そんな所に並ばなくていいのだ。

そんなところに並ぶくらいなら、もっともっと先にある給水テーブルを目指して走れ!
もっと先のテーブルに行けば、ガラガラに空いている。水もポカリ(スポンサーは大塚製薬)もいくらでもある。

すいているので走りながらだって水ぐらいは取れる。もし取り損ねても、テーブルはいくつもあるので、やり直せばいい。
もし走りながら飲むの事ができなければ、そのままゴミ箱付近まで走って行き、そこで止まって飲めばいい。
こうするだけで、限られた時間はかなり節約できる。

そしてもっと冷静に考えてみよう。
2月の寒い日の午前中、全ての給水所で水分を取っていたら、発汗量よりも吸水量が増え、トイレに行きたくなる。
本当に、そのスピードで、そんなに汗をかいているのか?(笑)

もしトイレに行きたくなっても、どこにも森の茂みは無い。
できるのはトイレ待ちの列に並ぶことぐらいだ。このトイレ待ち時間のダメージは致命傷になる可能性が高い。

気温、体温、発汗量などを冷静に考えて、給水回数を調整し、混み合っている給水所まわりを避けて通過することも重要。

あ、言い忘れたが、コップを取るときは、右利きの人は右手で取った方が良い。
左に給水所があるからと言って、なれない左手で取ろうとすると、綺麗に並べられた紙コップを、一斉になぎ倒して、大変な迷惑をかけるかもしれない。
ほんの些細な挑戦が大惨事を引き起こす可能性があるので、是非利き腕で。

次回は、給水テクニックの予定