yamamoto.kazuhiro

自分の経験と憶測

走れモトコ#23

(坂道)

東京マラソンの他、大阪、神戸など、いろんなマラソンがあるが、すべてが平坦なわけが無い。
大体は、36Km付近のクライマックスには最後の壁として、泣き所を用意している。
東京でも世界のトップレベルランナーが36Km付近の佃大橋を顔をゆがめて登っていくシーンを何回もTVで見た。

しかし、よろこべモトコ。
2017年度から佃大橋を通らないのだ。ビックサイトがゴールではなく東京駅がゴールだから佃大橋は通らないのだ!!

しかし佃大橋が無くなったとはいえ、小さい坂が無いわけでは無い。20Kmを越えてからの登り坂は精神的にダメージを与える。

これを簡単に回避する方法があるので、教えておこう。
これは数百メートルに及ぶ上り坂には効力は無いが、小さな陸橋やプチアップダウンには効果がある。

まず坂道(上り坂)を認識したら、その約10mぐらい手前から、大きな深呼吸を3回以上行う。ゆっくりでいい。
これを登り始める直前まで繰り返す。

坂道で苦しいのは、登り始めて、20mぐらいで心拍が酸素の運搬に間に合わなくなり、鼓動が早くなりさらに呼吸も苦しくなるからだ。
その前にカラダ全体に酸素を蓄えることで、これを遅らせる事ができる。

そしてさらに、登り始めた瞬間から、歩幅を3ぶんの2に縮める。坂がきつければ歩幅半分でもよい。
但し走るリズムは変えない。(正式に言えばピッチは一定にして、ストライドを短くする)。
疲れ初めてからピッチを遅くしてしまうと、元のピッチにはなかなか戻せないからだ。魂のエイトビートを刻めモトコ。

まあ騙されたと思って本番の坂道で実践してみてはどうだろう。

騙されと気が付いた時には、坂は終わっているので、すべて良しということで。